虎屋壷中庵 @晩秋
2018年11月21日
今朝は寒かった。
秋が来たと思ったらもう冬がそこまで!

徳島県唯一の村にある、
虎屋 壷中庵(とらや こちゅうあん)へ
徳島市内から南東に車で30分、
438号線沿いの佐那河内村は四国山地の入り口、
神山、剣山に続くルート。
徳島県名東郡佐那河内村上字井開1
佐那河内、読み方は、さなごうち。
虎屋 壷中庵
店主 岩本光治
岩本氏のインタビュー記事から
壺中庵とは、
『壷中日月長(こちゅうにちげつながし』、という中国の故事から。
何にもない田舎ではあるけれど、この門を入ってくるとそこに別天地がある、と言う意味。
『壺中日月長』
せわしい現実から一歩身を引き、自己を回復する事により生きる力を再生すると言う事。
ちなみに中国の後漢書に、
「壺中」は壺の中の別天地、仙境をいい、それが転じて悟りの妙境を表す。
「日月長」は、「山中暦日無し」のことで、
悟りの世界には時間の流れが無くて悠々としていることを表す。
虎屋壷中庵のお料理は、
野菜にしても魚にしても、地元にある食材をシンプルに、
体が元気になる滋味深い味です。
口中来福のお料理に生きる力を頂きました!
ワタシには、美酒佳肴のお料理とも・・・^^















香煎茶から始まる、季節のお料理、
先付 柚子釜 渡り蟹、ホウキダケ、菊菜
お凌ぎ 柿の葉が色鮮やか、一口寿司、焼き栗と銀杏←この銀杏がもちもちとして絶品
お椀 蓮根真薯、海老、青菜、柚子
向付 お造り 鯛、アオリイカ、車海老
焼き物 まながつお酒盗焼き
炊き合わせ 穴子、海老芋、青菜
ご飯 鯛ご飯、お漬物
水菓子 みかんゼリー
食事の後にはお抹茶と栗きんとん
しみじみと美味しく頂きました。
食べきれなかった美味しい鯛ご飯はお土産にしてもらって夫に。^^
こういう気遣いが一流のお店のあかし

庭の蹲には吾唯知足(われただ足るを知る)の文字
禅語で、自分に必要なものを見極める。
平たく言えば、欲を張らない、の意かと・・・・


虎屋 壺中庵 (壷中庵 とらや こちゅうあん)
徳島県名東郡佐那河内村上字井開1
088-679-2305
12:00~14:00 17:00~20:00
定休日不定休

2014/04/28
虎屋 壺中庵(とらや こちゅうあん)を久しぶりに尋ねました。ご主人が京都から戻ってもう30年になるそうです。季節のお料理、しみじみと美味しく頂きました。季節の先取り5月のお料理は、菖蒲の葉と兜の箸置きからサツキマスの燻製、鯛の粽寿司、名残の筍あいなめのお椀、鯛とイカのお造…
≪備忘録≫
雨乞いの滝へ


20018.11.18
Posted by はな at 22:00│Comments(0)
│はなの美味しいごはん