はなの玉手箱

石州流讃岐清水派石州会濃茶席にて






江戸城桜田門外で殺害された井伊直弼は、
江戸幕府の大老としての井伊直弼よりも、
石州流の茶人「宗観」として名を知られ、
茶の湯研究の集大成である『一会集』を著わしています。


一会集のなかには、
茶会にのぞむ心構えとして一期一会の思想が語られています。
一期一会とは一生に一度の意味です。
二度とこの茶会に出会えないという真剣な気持ちで茶会に参加すべきだと直弼は教えています。


毎日が一期一会の連続、ネットでも色々な人と出会えました。
大事にしなければと、しみじみ思います。



三癸亭賣茶流立礼席にて





仏手柑（ぶっしゅかん）
インド原産の熱帯果樹シトロン（レモンのこと）の変種です。果実は房状になり、合掌している仏様の手のように見えます。
中国では漢方薬として、また生食はできないので砂糖煮に利用されるそうです。
ミカン科ミカン属の常緑低木で学名は Citrus medica var.