はなの玉手箱

夕べやっと、録画していた
「SONGS 沢田研二　ザ・タイガースを歌う」 をゆっくり観ることができました。


デビュー44周年だったそうです
もう少しで半世紀もの時が経っていたのですね。

きらきら輝いていたころの映像を観て
一瞬であの時代にタイムスリップ

そして、還暦を過ぎた彼らが歌うデビュー曲
思わず胸が熱くなりました。

あの時は、またザ・タイガースが聴けるとは思わなかったから。


曲の合間の彼らのトークがほんとに良かった。

京都でのアマチュアバンド時代やタイガース時代の話
その後の彼ら個人の活動
初めて聞く再開のエピソード


懐かしさもあったのですが、
それよりも今、現在、彼らが楽しく音楽に取り組んでいる様子が、
言葉のはしはしから伝わってくるの。

いい歳を重ねている彼らを目の前にして、うれしくなりました。


サリーが言った、
「５０代ではうまくいかなかった。６０歳を過ぎてみんな一緒になれた」

この言葉に、
それぞれに彼らが背負ってきた人生の重みを感じます。
いろいろあったでしょう
それを乗り越えてきた彼らは凄いな。

そして、還暦を過ぎて再び巡り合った彼ら

わだかまりはなくお互いを思いやる優しさが胸に沁みます。



１９７１年１月２４日、武道館でのコンサートを最後にザ・タイガースは解散、

ひとり京都に戻り、中退した高校の定時制に復学し
慶応大学に入学、修士課程を終え、慶応高校の教師になったピー


ジュリーが歌った「Long Good-by」は
サリーとジュリーが詞を書いてタローが曲をつけたピーを思う歌

こんなに長い別れになるなんて
あの時は思わなかった
２３歳の時だったね
一緒に帰ろうって言われたけど
……
君は今は　東京の何処かで暮らしているんだ
ほんとうに　ほんとうに君のこと
いつも　いつも　気にかけている
永遠の今が続きならば
一度酒でも　飲まないか
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「Long Good-by」から



そして「Long Good-by」に込められたメッセージがピーに届き
３８年ぶりにピーとメンバーの再会があったそうです。


「Long Good-by」への返歌がこの本だったのですね。







この本の中で、初めて解散後のことを知りました。
目には見えなくともは、
心の底で脈々と流れていた友情があったからこそ
わだかまりや確執を氷解させたのですね。

中井マネージャーの深い愛情やその思いはちゃんと届いたと思います。

この本、DIVO友のMさんが送ってくれました。
彼女もピーのことが好きで、なぜか同じ思いなのもうれしいです。



TVで変わらぬ歌声を聴きて
還暦を過ぎた彼らの姿を見て
人生の良い重みを感じました。

友情に支えられて今があるザ・タイガースの彼ら
ほろっと涙

また歌えて良かったね、と。。。

いつの日か、フルメンバーのタイガースに会えることを心から願っています。

ゲストにピー、サリー、タローを迎えてのツアー「沢田研二LIVE 2011～2012」は
1月24日、日本武道館でFINAL迎えるとと言っていました。

ザ･タイガース復活コンサートではなくて、あくまで「沢田研二LIVE」

「全員揃ってザ･タイガースなので、まだザ･タイガースとは言えない。」
という、ジュリーの言葉に、前に進んでいく希望を感じました。

前に進んでいく勇気をもらえる、「誓いの明日」そのものの、SONGSでした。



今回一生懸命チケットを取ろうとしたのですが、地元のコンサートはあっという間にソウルドアウト。
（ほんとに、IL DIVOのチケットより困難・・・）
全員そろったザ･タイガース コンサートには、かならず駆けつけますからね～

（岸部シロー登場というサプライズもあったTOUR FINALは感動の中幕を下ろしたそうです。）








SONGS　沢田研二　ザ・タイガースを歌う　セットリスト

❁僕のマリー　　　　 1967年2月にリリース　ザ・タイガースはこの曲でデビュー
❁モナリザの微笑 　1967年8月リリース　大ヒットした3rdシングル
❁君だけに愛を　　　1968年1月リリース　同じく大ヒットした4thシングル
❁青い鳥　　　　　　　1968年12月にリリース　8thシングル、メンバーの森本太郎が作詞・作曲　
❁誓いの明日　　　　1970年リリース　15枚目のシングルで解散前に出した、最後のシングル



NHK SONGS
テレビにはめったに出ないフォーク、ニューミュージックなど時代を象徴するビッグ・アーティストが登場。
貴重なスタジオライブを披露するだけでなく、
その歌が生まれた時代への思いや自らの人生哲学をじっくりと語る大人のための音楽番組です。　

NHK SONGS
1月18日（水）
第204回 沢田研二　ザ・タイガースを歌う

伝説のバンド、ザ・タイガース。
１９７１年の解散以来、音楽界を離れていたドラムの瞳みのるが昨年復帰。沢田研二のコンサートツアーに、岸部一徳、森本太郎、瞳みのるが参加し、４人で、日本中のファンを沸かせている。
この４人がＳＯＮＧＳに登場し、大ヒット曲の数々をお届けする。４人のトークで、ザ・タイガース時代の秘話や、友情再開の感動エピソードも紹介する。

（NHKより）